26歳の頃、いろいろあって少し東京を離れたくなって。
二子玉川のお店で働いている時の事です。
あれは、やっちゃいけない事でした。
方法的にはアリだと思うんですが、いろんな人を巻き込んでしまいとても後悔する事となった出来事です。
ある日、すごく昔の中学生の頃の友人から連絡があって誘われました。
まだ若くて何にでも興味のある私は、ついその話に乗ってしまいました。
その話と言うのは、よくある「ネットワークビジネス」というやつです。
具体的には、お風呂でぶくぶくする泡の出る健康器具があったんです。(20万円位だったと記憶してます)
それを自分が購入するんですが、そこからビジネスが始まるんです。
つまりは、5台販売してそのうち2人をビジネスパートナーにして同じように販売をしてもらうんです。
そしたら、その2人もまた同じようにそれぞれが5台を販売してそのうちの2人をビジネスパートナーにしてという感じです。
基本はその仕事なんですが。
普通はそれだけじゃそんな事に足を突っ込まないですよね。
そのビジネスの全体像の作り方が巧妙でした。
いつも集会があって、意識付けをして成功者を見て。
なんかとても夢のあるすごい事をやってる気がしてきます。
その時に沢山のい友人たちを巻き込んでしまった事、今でもすごく反省しています。
今考えたら、何やってるんだろうなって感じです。
自分一人だったいいですが、友人を巻き込んだ事が対して自分が嫌になりました。
そんなんがあって少し東京を離れたいと考えたんです。
それで、北海道へ行こうと決めたんです。
行った事のない北海道です。
26歳、1990年の頃です。
北海道の「クラブメッドで働こう」そう考えたんです。
私は、サホロにあるクラブメッドの電話番号を調べて、電話しました。
今でも覚えています。
クラブメッドサホロに電話して、人事の人をお願いしました。
私は人事の人に簡単な自己紹介をして「そこで働きたいので今からFAXで履歴書を送りますのでお願いします」
そう言って、FAXで履歴書と自分をアピールする手紙も添えて送信しました。
すると、数時間後、クラブメッドから「採用します」とFAXが流れて来ました。
「よし!」
腹決めて、やってみるもんだと思いました。
その頃に一番初めのレストランで働いていた頃の友人がいて、彼は何故かいつも私の近くにいたんです。
それでその友人に「俺、北海道へ行くけどお前どうする?」
そう聞くと。
友人は「俺、蛍のファンやから富良野行くわ」って即答でした。
面白ういものです。
その時は、いづれ自分で富良野でお店を出すとは夢にも思っていなかったです。