ハワイ生まれ?北海道育ち!!
ハワイのレストランがヒント
東京生まれの北海道育ち!!
2層を一緒に食べてね。
おはようございます。フラノデリスの藤田美知男です。
今日9月4日は「くしの日」だそうです。
「くし」なので冷凍食品の会社から生まれた「串の日」も美容関係者から生まれた「櫛」の日も両方あるようです。
こんなこと書いてたら、美味しい串揚げが食べたくなりますね!!
大阪の梅田阪急百貨店の近くで北海道物産展の最中に
有名なバイヤーの方に連れてってもらった串揚げのお店にまた行きたいです。
今日は串も櫛も関係無いのですが、ドゥーブルフロマージュの話を少ししたいです。
今はとても有名になりました。
ドゥーブルフロマージュ!
2層のチーズケーキで、下の層がクリームチーズを使ったベークドタイプ
そして上の層が、マスカルポーネチーズをい使ったムースです。
それぞれに食べても美味しいですが、一緒に食べることで、
マスカルポーネのムースがベークドチーずを包んで口の中に入りお互いの味を引き立てます。
最初に出したのは、
1995年頃に東京のレストランで働いていた頃です。
残念ながら、そのレストランは日本には無くなりました。
ハワイが本店のレストランなんです。
そのレストランが日本でオープンするって事で、
私は数カ月間ハワイのそのレストランで研修していました。
それが切っ掛けです。
ドゥーブルフロマージュの下の層は…
実はニューヨークスタイルのチーズケーキなんですよ!
ハワイでは、そのニューヨークチーズケーキにラズベリーやブルーベリーを
乗せて出していました。
他にもハピアケーキ リリコイソースってハワイの言葉ですが、
普通に直すと、ココナッツケーキ、パッションソースの事です。
などや、たまにカフェで出している、チョコレートスフレもそのレストランで教わりました。
それで、
日本に帰ってきて、レストランがオープンして1年くらい経った時に
この、ニューヨークチーズケーキにチーズのムースを合わしたら美味しいんではないか?
そう考えました。
それで、出来たのがドゥーブルフロマージュです。
その後、私が別の洋菓子店へ移動したり、その洋菓子店の会社から別の会社のプロデュースをしたりとかあって。
いまはいろんな所で出ています。
美味しくなかったら、誰も参考にしてくれないので、とても嬉しいです。
フラノデリスのドゥーブルフロマージュに使っている材料は
チーズは両方とも北海道産、小麦粉は富良野産、卵も生クリームもバターも北海道産。
ムースに使っているゼラチン以外は全て北海道産なんですよ。
私がいつも嬉しく思うのは、瓶に入ったプリンもそうですが、
自分で最初に考えたものが全国に広まったんだなーって思うととても嬉しいです。
例えばシュークリームでも、最初に考えた人がいてるんだけど、
気がついたら一人歩きして世界中に広まったんだなぁーって思いますよね。
そういう経験って、ほんとパテイシエ冥利に尽きます。
これからも美味しいお菓子を考えたいです。
菓子工房フラノデリス
オーナーパテイシエ 藤田美知男